推しの推しの一品を求めて旅した話 Part2
2020年1月1日、元日
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
(完全に時期外れですし、執筆したのは11月なので翌年の年明けの方が日程的に近い有様ですがご了承ください。)
昨日は年越しカウントダウン後にすぐ就寝したのですが、家を出たのが朝5時と完全に睡眠時間が足りていません。ものすごく眠いです。
余談なのですが、筆者の実家の神戸では神戸港に停泊する船舶が年越しのタイミングで一斉に汽笛を鳴らすので、幼少の頃から年越しと汽笛はセット。と言うのが当たり前の生活を送っておりましたが他県ではあり得ない事みたいですね。。。
それでは元日乗り放題きっぷを改札機に通してホームに向かいます。
元日の早朝ですがホームには意外にも人が多い.....!!
筆者、元日に新幹線に乗るのは初だったのですが結構な利用者がいる事に驚きました。元日乗り放題きっぷの利用者によるものでしょうか。
6:18ごろ、新大阪発の1番列車「みずほ601号」が新神戸駅を発車していきました。座席は毎年争奪戦になる人気列車で、チラっと見た限り車内は納得の混み具合です。
来年(というか今年の12月)の争奪戦に参加するか悩むところです。。。
元日の寒空の下思い悩んでいると駅構内にいわゆる「ひかりチャイム」が流れます。いよいよ筆者の乗る新幹線がやって来たようです。これに乗ってまずは新大阪へ向かいます。
新神戸駅に何時に着けるか分からなかったので座席指定はしていません。そのため自由席へ向かいます。乗車率は20~30%程度でした。
新神戸駅を発車してすぐに六甲トンネルに入り、辺りは真っ暗になりました。が、トンネルを出ても辺りは真っ暗です。まだ夜は明けていません。
6:45ごろ、新大阪に着きました。
初日の出が迫っているため東の空が徐々に明るくなっています。
先行のさくら号がホームに停車していました。自由席も割と空いています。これに乗ると目的地の博多に早く着きますが、苦労して取った後続のさくら号の指定席に座るため記念撮影で我慢します。
500系です。うーんかっこいい。。。
この500系が発車後、筆者の乗る予定のさくら号がホームに入ってきたのでそそくさと乗り込みます。(入線時の写真は撮り忘れてました。。。)
指定していた席に着きました。どうですコレ、良くないですか!!???
さくら号、みずほ号用N700の指定席は2+2席でほぼグリーン車のような豪華な作りをしているのです。筆者はよく東海道新幹線を使用しますが、東海道新幹線はグリーン車を除いて2+3の座席配置をしており、コレは本当に驚きの光景です。
座席に腰掛けます。とってもふかふかでまるでグリーン車に乗っているようです。
さくら号・みずほ号の自由席は2+3席ですので、年末に是が非でも指定席の予約を取りたかったのはこのためで、先発のさくら号に乗らなかったのもこのためでした。
7:15、さくら号は初日の出が近づく新大阪駅を出発しました。
7:18ごろ、大阪の高層ビル群を横目に見ていると東の空からご来光が差し込んできました。新幹線の車内からご来光を見られるなんて最高です。
明けましておめでとうございます。本年も良い年になりますように。。。と心の中で念じました。
7:45ごろ、播磨の工場群が見えてきました。煙突からは煙が上がっています。
9:11ごろ、徳山駅付近の工場群です。
本日は天気が良いようで遠くには瀬戸内の島々が良く見えます。
9:36、小倉駅に到着です。
関門海峡を越えて九州に上陸しました。遠くに来たものだと実感します。
9:52、定刻で博多駅に到着です。2+2の指定席は最高の乗り心地でした。。。
欲を言うならこのまま鹿児島中央まで乗っていきたいです。
因みにこの博多駅、どうして福岡駅という名称では無いのかご存じですか?
これは歴史的に博多という町が商業の町として那珂川と御笠川の間で発展し、その後、黒田官兵衛の長男である黒田長政が那珂川の西側を福岡と命名したためで、商人の町「博多」と武家の町「福岡」とそれぞれ扱うようになった事が由来しています。
もちろんですが博多駅は那珂川と御笠川の間の博多エリアにあります。
推しの推しの一品へ
博多駅で市営地下鉄空港線に乗り換えて目的地最寄り駅の姪浜に向かいます。
さほど待たずに電車が来ました。筆者の偏見ですが地下鉄って基本的に高頻度で運転されているのであまり待たずに乗れてとても便利で快適な認識なんですよね。
車内は初詣へ向かう雰囲気の乗客で割と混雑しています。
目的地の姪浜は福岡郊外にあります。
10:30ごろ、姪浜駅に到着しました。駅前はよくある郊外の駅前と言う感じで割と発展しています。
ここからマリナタウンまでは徒歩20分ほどの距離です。いよいよ推しの推しの一品が食べられるのだと思うと足が自然と前へ前へ進んでいきます。
(と言うよりも朝から何も食べていないので空腹のせいかもしれません。。。)
寒空の下を歩き続ける事、約20分。
やっと到着しました。見た目は普通の郊外にあるショッピングモールという感じです。空腹でたまらないので急いで入り、牧のうどんを探します。。。
出会いはフードコート周辺に差し掛かった瞬間でした。
あった!!!!!!!!あったよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネットで調べた通り黄色地に黒文字の文字で「牧のうどん」と書かれてあります!!心の中で「これを食べに東京(※神戸)からやってきました!」と思いつつ入店。
もちょが推している「かき揚げうどん + おぼろ昆布、しめじトッピング + かしわご飯のセット」を頼みます。が、量が多いと事前に聞いていたので今回はうどんのみとしました。
厨房のおばちゃんに注文を伝えると、麺の硬さを尋ねられます。
豚骨ラーメンの麺の硬さを指定するのはよくありますが、うどんの硬さを指定するのは初の筆者。もちょの推す中硬(軟・中・硬のうち、中と硬の間)を指定します。
出来上がったのがこちら。写真では伝わりずらいですが器が大きい。。。
麺上げ。中硬でも普通のうどんよりやや柔らかい感じです。
あっさり塩味の強い出汁と柔らかくコシの無い麺が冷えた身体に沁み渡ります。かき揚げのサクサク感におぼろ昆布が柔らかい麺と絡み、しめじの良いアクセント、トッピングのもの凄い三位一体感です。さすが選び抜かれたトッピングです。
ごちそうさまでした。。。元々の量が多いためうどんだけでお腹一杯です。
ここにかしわご飯を追加するのは無理。推しの食べる量に改めて驚きです。
(いっぱい食べるキミが好き~。)
一先ず「推しの推しの一品を食べる」という目的を達成しましたが、元日乗り放題きっぷの利用はまだまだこれからです。さっそく次の目的地へ向かうのでした。(次回へ続きます。。。)