無人トロッコを見に奥多摩を旅した話
皆さま大変お久しぶりです。
実に半年ぶり2021年初の投稿となりました。年始から緊急事態が継続したり解除したりで旅に出て良いものか、、、と思い悩む日々が続いておりますが、人ごみからかけ離れた場所(というか物好きしか行かなさそうな)なら問題ないだろうと考え、外出することにしました。
数ある行き先候補の中から面白そうな光景が見られる場所に決定しましたが、見たい光景は平日にしか見られないとの事。
そこにタイミング良く休日出勤分の代休が平日に舞い込んで来ましたので、これはもう尚更行くしか無い!!という事です。
前置きは程々に、、、次から本編です。
今回の行き先は、、、
おはようございます。
時刻はAM10時、ここは東京都西多摩郡奥多摩町の青梅線、奥多摩駅です。
自宅から電車を乗り継いでここまでやって来ました。通勤ラッシュと逆方向のため車内はガラガラです。青梅駅から奥多摩駅まではハイキングのご年配客がちらほら乗っている程度の込み具合でした。
ホームの雰囲気はこんな感じ、同じ電車に乗っていたハイキング客がちらほらいます。
改札前です。青梅線は東京アドベンチャーラインという愛称があるそうです。
奥多摩駅までの道中は大自然の中を縫って走るようで冒険感あります。
駅前です。なかなか趣ある駅舎です。
因みに私と同じ電車に乗っていたハイキング客は全員、写真左下のバス(おそらく鍾乳洞行き)に吸い込まれていきました。
さて、、、
腹が減りました。奥多摩駅へ行く道中の乗換え駅で朝ご飯を調達しようと思ったのですが、遅延のため奥多摩行きにギリギリに乗え換えたため何も買えておりません。。。
駅前のコンビニへ向かいます。
橋からの眺め、東京とは思えない大自然です。
品揃えは決して良くはありませんでしたが食料を購入出来るだけで大変ありがたいです、、、
おにぎり2個とパン1個を購入。
道中見た事の無いコンビニがあったので寄ってみました。店内はコンビニと酒屋とホームセンターを足して3で割ったような品揃え。
とりあえずコンビニのオリジナルな雰囲気がするおにぎりを追加で購入しました。
Suicaは使えず、現金かPayPayのみとの事。
坂がとても多いです。
奥の方に奥多摩駅が見えます。
踏切を渡り、引き続き坂を登って行きます。
(怠惰な生活を送っていたのか何気ない坂がツラい...)
コンビニから徒歩10分ほど、景色の良い所まで登って来ました。手前の白い建物は氷川小学校です。通りがかったのが丁度休み時間だったのか子供たちの元気な声が聞こえてきます。
さらに先に歩いていくと...、見えて来ました!奥多摩工業氷川工場です。
因みに左の道は関係者以外立ち入り禁止です。訪れる際にはご注意下さい。
右の道を進んで行きます。
こちらの道は都道なので入っても大丈夫です。
都道とはいえ入ってはいけない雰囲気があります。
至る所に立ち入り禁止の看板がありますがここは都道なのでセーフセーフ
至る所に大小様々なパイプが張り巡らされており、これぞ工場という感じがします。
パイプが何のためにどこへ繋がっているのかは全く分かりませんが、この情報量の多い感じ、筆者としてはゾクゾクきます。
あまり長居するのも不審ですので気もそぞろに道を進んで行きます。
さっきの工場風景とは打って変わって山道が続きます。小雨も降っていて足元はお世辞にも良いとは言えません...、(登山靴で来てて良かった)
森の中を移動する鉄道?のようなヤツ。
一度乗ってみたいです。どこへ繋がってるのでしょう。森の中へ消えていきます。
ここが今回の目的地。
工場から歩いて5分ほど、見えて来たのは先程の工場に繋がる無人トロッコの鉄橋です。この無人トロッコは、奥多摩工業曳鉄(えいてつ)線と言います。
山奥の日原から奥多摩駅付近の工場まで石灰石を無人で運び続けています。
山奥を無人で動き続けるトロッコ。ディストピア感があってワクワクしません??しませんか、そうですか...、
ともかくこのトロッコは工場の稼働している平日にしか動いておりませんので、わざわざ平日に来る必要があったのです。さらにお昼休みと午後は動いていない可能性が高いとの事。
なので本日は朝ごはんも買わずに急いで奥多摩に来たのでした。
しかし、、、何故か動いて無いですよねぇ。
今日は平日、時刻は11:00。動いているはずなのですが。
2枚の写真は1分ズレて撮りました。
写真からも2台のトロッコが動いていない事が分かります。
前情報によると止まったり動いたりしてるらしいので、動き始めるまで待ってみようと思います。
待っている間、さっきのコンビニで買ったおにぎりで朝ごはんにします。
当然この記事は帰宅してから後日に書いているワケですが、この時を振り返ってみると、山奥の山道に鉄橋眺めながら直立でおにぎり食ってる不審な男がいるってのは軽くホラーだったのではと思います。(誰も通りかからなくて良かった...、)
待ち始めてすでに30分、時刻は11:30を過ぎた頃。
流石に今日は動かないと観念し、その場を後にする事にしました、、、
(うーん、、、残念。いつの日かリベンジしようかと思います。)
先ほどの鉄橋が横から見えます。
小川を越える橋。
高さは無いですが、割と揺れていて怖い感じです。
行く先を阻む木。
この道はどこへ繋がっているんだろう...??
ルートの詳細をちゃんと調べてませんので不安感があります。
先ほどのトロッコがここまで繋がっていました。
この手のモノで分岐するタイプは初めて見た気がします。
倉庫らしきものが見えてきました。近くには梅??でしょうか。
文明の痕跡が感じられて安心します。
舗装された道路に出てきました。
ここはGoogleMapでもルート表示されるので安心しつつ道を先へ進みます。
ふと、前方にやけに滑らかに曲がった木が落ちているなと思った瞬間!! 急いで”ソレ”から距離を取りました。
上の写真に写っている”ソレ”、皆さま分かりますでしょうか??
携帯で近づいて撮れないので、持っていた望遠レンズ200mmで距離を取りつつ撮影します。下記、爬虫類苦手な方注意してください!!
いやいや怖い怖い!!こんな急にいるもんなんですね。
筆者、特に嫌いな虫とかはいないのですが、急に現れるものとかは総じて苦手です...、
昔、ヘビは頭が▲の形をしていると毒蛇だと読んだ記憶があったので、確認してみましたが▲っぽくないですかね...??
全く動きませんでした。急に飛び掛かられても怖いのでその場を後にします。
後で調べてみました。模様がヤマカガシに似てません??
.....毒はマムシの数倍て、ヤバい。。。遭遇した時は岩の上にいたから良かったですが、気付かず踏んでいたりしてたら間違いなく病院送りにされていました。
皆さまも山道や自然の多いところでは本当にご注意ください。
奥多摩駅に着いた時には小雨が降っていましたが、晴れ間が見えてきました。
こちらの高架、昔は奥多摩湖まで繋がっていた線路の跡だそうです。
夫婦、、、ではなく女夫(めおと)橋というそうです。下を流れるは日原川。
この橋の上から工場を一望出来ます。
山間にそびえ立つ無機質な工場、最高です!!
遊歩道という看板が見えたので日原川まで下りれると思ったのですが、遊歩道崩落との事。マジか。
奥多摩駅まで戻ってきたので、電車に乗り込み次の場所へ向かいます。
思ったよりも長くなってしまったので一旦ここで区切らせて頂きます。
今回のルートはこんな感じでした。
トロッコの鉄橋がある山道はルートの指定が出来ないのでイメージです。
Part2へ続く....