絶景を求めて南東北を放浪した話 Part2
~2日目~
おはようございます。
時刻は4:58、眠い目を擦りつつ、カメラと三脚を持って宿を出ました。
この旅の目的でもある絶景ポイントを目指して、誰もいない道を45分ほど歩きます。
夏真っただ中の7月下旬ですが、奥会津の朝は涼しくてとても快適。
目的地まで45分も歩くのか。。。と思いましたが意外にも歩みは軽快そのものです。
長い上り坂。流石に汗が滲みます。
カラスが電線に止まっていました。イイ感じのシルエットだったので写真に収めます。
歩き始めて35分、道の駅が見えてきました。目的地はもうすぐです。
道の駅の近くにはトイレもあるので腹痛持ちの筆者も安心。。。
道の駅を横目に見つつ、トンネル脇の山道を登っていきます。
時刻は5:45ごろ、筆者の他にもカメラと三脚を持って山道を登っていく方々がいます。
遊歩道入口(いや普通に山道、疲れた。。。)から5分ほど歩きました。
見てください!!これです!!!!!この景色が見たかったのです。
ここは筆者が昨日まで乗ってきた只見線の第一只見川橋梁が展望できるスポットです。写真中央のアーチ橋を列車が渡る光景がとても映え、写真撮影スポットとしても大変有名な場所です。
私事ですが最近ミラーレスを購入しまして、、、有名スポットで自分がどこまで写真が撮れるのか腕試し的な意味合いでも訪れたかったのです。
因みに有名スポットゆえ筆者がここに辿り着いた時には、8名の先人たちが高価そうなカメラを構えて列車の通過を待っています。
筆者「おはようございます~。」
先人「おはようございます~。」
挨拶をして、空いている場所で撮影準備をします。
只見線ポータルサイトで列車がアーチ橋を通過する時間について案内しています。(何という親切設計...!!)なので、もし訪れる際にはポータルサイトを確認してみてくださいね。
第一只見川橋梁を拡大。下を流れる只見川に霧が立ち込めています。
6:05、朝の一番列車がアーチ橋を渡る1分前。
皆カメラを構え、辺りには緊張した空気が流れます。。。
6:06、森の中からエンジン音が聞こえてきたかと思うと、列車が渡り始めました。筆者もカメラを構えます。
橋の中央でシャッターを切ります。霧がイイ感じに映えます。
只見線の景色は水墨画だと例えられる事があるようですが、正にその通りです。
6:06の始発列車が行ってしまうと次は7:23まで列車は来ません。
筆者ともう一人の方以外は続々と撤収し始めました。山奥の撮影スポットで二人きりです。1時間以上あるので、旅の工程やカメラについての取り留めのない話をします。こういう意外な出会いが旅に彩りを与えてくれます。
7:25ごろ、第二只見川橋梁を通過する列車の写真もバッチリ決まりました。
7:40ごろ、本日3本目の列車が第一只見川橋梁を通過しました。
リフレクションがいい感じでとても満足です。
1時間以上も二人きりで話した方と同時に撤収し、麓の道の駅で挨拶にて別れました。この後は新潟まで向かいE4系の乗り納めをされるそうです。
宿の朝ご飯を用意頂いているのと、乗車する列車があるため足早にその場を去ります。
こちらが本日の朝ごはんです。(あとで味噌汁が来ました。)
5時から撮影で出かけていたので空腹にはちょうど良い量です。
宿から見える景色です。庭の花々は全て女将さんが植えたものだとか。
故郷って感じがして大変落ち着きます。が、乗車する列車が間近に迫っているので宿を出る準備をします。。。
今回お世話になったのは「民宿かねこ」です。
とても話の弾む女将さんで、お料理も大変美味しかったです。
只見線の秋冬の写真も撮ってみたいので、また来ます!!
9:10、会津宮下駅に着きました。
2日目のスタンプを押してもらい、18きっぷ旅2日目スタートです。
まずは写真に写っている列車に乗り、会津若松を目指します。
昨日乗ってきた小出~会津宮下の景色も美しいものでしが、会津宮下~会津若松の区間も負けず劣らずの景色。
脳内のどこかに存在するイマジナリーな故郷のような光景にただただぼーっと見惚れる限りです。
会津坂下駅を過ぎると車窓はすっかり会津盆地に入り、広大な畑がはるか遠くの山までずーーーっと続いています。
10:30ごろ、福島県会津若松市の会津若松駅に到着しました。
只見線の景色の良さ、伝わりましたでしょうか...?
筆者としては、また違った季節(夏は暑すぎる。。。)に乗ってみたいと感じる魅力の詰まったローカル線だと感じました。全線復旧を楽しみに待っております!!
すっかり夏といった感じです。
改札外のコインロッカーに荷物をブチ込み、再び改札内に戻ります。
次はこの列車に乗って喜多方へ向かいます。
いま写っているGV-E400系は、キハ40系の置き換えのため製造された車両で今後、新潟と秋田、北海道(H100型という弟分)でよく見られるようになります。
只見線に引き続き会津盆地を爆走。なかなかの速度が出てます。。。
11:16、喜多方に到着しました。喜多方と言えば例のアレ。
例のアレの有名店まで徒歩15分、本日の気温は35℃。死にそう。。。
これです!! 喜多方ラーメン!!!
そして喜多方ラーメンの有名店と言えば坂内食堂。
暑い中15分小走りでやって来ました。さぁラーメン成分を摂取しましょう。
大行列です。
(なんやこれ。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。)
しかもこの列、左手の神社の奥まで延々続いています。とりあえず並んでは見るものの列が全く動きません。この後の行程の都合もあるので、仕方がないですが諦めます。
あゝ無情。
目的が果たせず、魂の抜けた表情で喜多方駅に戻ります。
4連休の2日目で空いてるはずが無いんですよね。筆者の誤算です。。。
とはいえこのままだと水分不足&塩分不足で熱中症の危険性もあり得ます。
駅に向かう途中で見つけたラーメン屋に吸い込まれるように入店します。
店内は観光客:地元客 = 3:7 の割合で、アットホームな雰囲気。
チャーシューメン 850円 を頼みました。これがまためちゃくちゃ美味しいんですよね。大当たりです。シンプルな醤油味の旨味が脳を揺さぶります。
12:10、喜多方駅に戻ってきました。
やって来た列車に乗り込みます。あぁ涼しい。。。。
会津若松駅に戻ってきました。写真右側の赤いバスに乗って鶴ヶ城へ向かいます。
登城。
天守閣。時代劇感あります。
ここまでは無料で見学できます。天守閣に登るのは有料です。
行程の都合上30分しか見学出来ませんでしたが、雰囲気は伝わってきました。
ここの天守前で売っていた抹茶ソフトクリームが目の前で売り切れた。悲劇。。。
コインロッカーにブチ込んだ荷物を回収し、郡山行きの電車に乗り込みます。
雄大な夏空と広がる田畑。福島の景色はどこも素晴らしすぎます。
16:20、郡山駅に着きました。ここから福島方面へ乗り換えます。
福島行きの電車に乗り込んだ途端、大雨のため東北本線が運転見合わせとなるアナウンスが流れ始めました。この旅初めての運転見合わせです。。。
焦ってもどうしようもないので、車内で写真整理をして運転再開を待ちます。
長時間を覚悟したのですが、10分程度で運転再開しました。
運転再開はしたものの、徐行徐行&徐行で進むペースは非常にゆっくり。
筆者としては沿線景色をじっくり見られるのでこれもまた良しです。
福島駅手前の荒川を渡ります。
17:40、福島駅に到着しました。結局15分の遅延でした。
(15分なら行程に影響なし、セーフセーフ。。。)
電車を降りると結構雨降っていた事に気が付きました。土砂降りです。
12時にラーメン食べて以降、何も食べていないので腹減りです。
福島駅構内をブラブラしていると、揚げ油の良い香りが筆者の脳に直接語りかけてきましたので、ホイホイと入店。
凍天という福島名物だそうです。1個200円。2つ購入します。
揚げドーナツの中によもぎ餅が入っているといモノ。
ドーナツ + よもぎ餅 で予想通りの味がしますが、意外にもよく合ってます。
ここから米沢方面へ向かいますが、福島~米沢間は普通列車の本数が少なく難所と言われる所です。(1日目に乗った只見線はもっと本数少ないです。。。)
なのでここは新幹線に課金します。
余談ですが、筆者18きっぷ旅にて初の新幹線課金です。
まずは福島駅でお馴染みのやまびこ号とつばさ号の連結を見学。
あっと言う間に連結されます。なんと仕事の早い事か。。。
通過線を爆速ではやぶさ号が駆け抜けた後、東京行きのやまびこ・つばさ号が出発していきます。直後、盛岡行きのやまびこ号がすぐ発車していきます。
東北新幹線のダイヤが綿密に組まれているのが分かる面白い場所です。
18:31、定刻通りにつばさ号が入線してきました。
流石に指定席(2,260円)は高いので、自由席(1,530円)です。
連休中でしたが、乗客は筆者を含め5名しかいません。
ミニ新幹線のためステップがあります。
それでは車内で存分にくつろぎます。
振動、騒音の少ない車内にふかふかのリクライニングシート。
快適過ぎるとしか言わざるを得ません。
福島駅周辺の市街地を抜け、田畑が見えてくるとすぐに山の中へ入っていきます。
今年3月に廃止となった赤岩駅を通過していきます。
ここはその手のマニアに有名な峠駅です。
(この駅は明日訪れるつもりです。 おっとネタバレ。。。ゲフンゲフン。)
19:09、本日の目的地の米沢駅に到着しました。
約30分の快適な新幹線課金でした。
乗ってきた新幹線をお見送りします。
マスクをしていて昨今のトレンドをしっかり押さえています。
なかなか趣のある駅舎。
本日のホテルに到着しました。
すぐ荷物を置いて、米沢牛を喰らいに外出します。
ホテルの近くかつ、ホテルの方オススメのお店へ到着。
出で立ちかたして美味そうなところです。
(一人客で1テーブル埋めてしまうの申し訳なさ。。。)
ロース、カルビ、中落ちカルビを注文。
久しぶりのSAKE。お一人様ですが、、、乾杯!!
柔らかくしつこくない脂が最高。。。とても良い肉を食ったという感じです。
なお、お値段5,000円。それだけの価値があるクオリティです。
ホテルに戻ってきました。旅先で訪れた県内の天気とか、マイナーなニュースとかを見るの大好きなんですよね。明日の天気も良さそうです。
それでは明日も朝早いので、さっさと寝ようと思います。
2日目の移動距離は229.4km、経路はこんな感じでした。
3日目につづく。。。
無人トロッコを見に奥多摩を旅した話
皆さま大変お久しぶりです。
実に半年ぶり2021年初の投稿となりました。年始から緊急事態が継続したり解除したりで旅に出て良いものか、、、と思い悩む日々が続いておりますが、人ごみからかけ離れた場所(というか物好きしか行かなさそうな)なら問題ないだろうと考え、外出することにしました。
数ある行き先候補の中から面白そうな光景が見られる場所に決定しましたが、見たい光景は平日にしか見られないとの事。
そこにタイミング良く休日出勤分の代休が平日に舞い込んで来ましたので、これはもう尚更行くしか無い!!という事です。
前置きは程々に、、、次から本編です。
続きを読む
年末なので2020年の旅を紹介しようと思う。
2020年お疲れ様でした。
今年は色々ありましたね。。。(例の感染症などなど)
皆さまは今年はどんな年でしたでしょうか? 筆者は何かと周囲の環境が変わる出来事が頻発し気苦労が絶えず、例年よりも疲れる事が多い年でした。
(来年は今年より穏やかな1年になる事を願っております。。。)
世間的に振り回された事も多々ありましたが、筆者、今年は日帰りを含めて6回も旅に繰り出し無事に帰ってくる事が出来ました。そこで今回は2020年の振り返りと旅先の良かった所を紹介したいと思います。
気軽に旅行しにくい世の中ですが、皆さまの良い旅の参考になれば嬉しいです。
(忘れっぽい筆者への備忘録も兼ねてます、というか備忘録がメイン。。。??)
1月 博多&広島
こちらは元日乗り放題きっぷを利用し、博多へうどん、広島へ初詣とお好み焼きを食べに行った日帰り旅です。移動手段は新幹線、地下鉄、船です。
筆者推しの麻倉ももさんが推す「牧のうどん」でうどんを食べられて幸せでした。。。
広島に移動し、厳島神社で初詣。
期待していた大鳥居は工事で見られず。。。
その後は広島駅前でお好み焼きを食べました。
威勢のいい店主さんと隣の座席のご夫婦とお話しつつ、お好み焼きを瀬戸内レモンサワーで流しこむ至福のひと時でした。
この旅の様子については下記記事にて紹介してますのでぜひぜひ
3月 登別&札幌
本当は八丈島へ行くつもりだったのですが、三宅島に到着した時点で天候不良により船が欠航。そのまま竹芝桟橋(東京)へとんぼ返りしました。
その帰る道中の船内で突発的に北海道へ行く事にした、というのが経緯です。
新千歳行きの便が早朝のため、前日夜に成田空港へ向かいターミナルで野宿。
新千歳からレンタカーに乗って登別へ、クマ牧場のクマ。デカい。。。
札幌に行き、人生で初めてジンギスカン屋をはしごしました。
全く臭みが無くて赤身肉の美味しさを強く感じます。
1件目、さっぽろジンギスカン本店
さっぱり赤身のジンギスカン、軽いので何皿でも食べられます。
yakiniku-restaurant-3362.business.site
2件目、札幌ジンギスカン だるま
ジンギスカンの種類が多いお店。赤身から脂身まで何でもあります。
特上肉は上質な脂身でお酒が進みます。
北海道では食事や飲みの〆にパフェを食べる事があるんだそうです。
郷に従えという事でパフェを頂きます!!
8月 高松&琴平
この旅はサンライズ瀬戸に乗る事を目的として計画しました。
お部屋が秘密基地感あってとてもワクワクします。
サンライズ瀬戸乗車の詳細については下記記事にて紹介してますのでぜひぜひ
琴平で食べたうどん、コシが違う。
10月 沼津&修善寺
別件で沼津へ行った翌日の1日旅です。
沼津港の海鮮丼、鮮度もネタのサイズも一級品。
修善寺温泉にも寄りました。とても良い雰囲気の温泉街。
11月 鹿児島&熊本&大分&山口
「どこでもドアきっぷ」というお得な切符が発売されたので、
鹿児島の砂風呂に行く事をメインとした九州満喫3泊4日の旅です。
(まぁ結局ドアきっぷ使わなかったんですけどね。。。)
1日目は飛行機とローカル線で鹿児島の指宿へ。
初の砂風呂、なかなか面白い。くすぐったいような苦しいような不思議な気持ちよさがハマってしまいます。大きめの砂場に埋めてもらい、30分後には滝のような汗が流れて血流がよくなる感じがします。
(撮影禁止なので写真無いです。。。)
2日目は阿蘇山ドライブ、
どこを見ても迫力のある景色で終始圧倒されました。
3日目は別府の湯巡りから始まります。
1件目は「鉄輪むし湯」、セキショウの敷かれた石窯でじっくり蒸されます。
2件目は「別府温泉保養ランド」、露天の泥風呂で天然泥パック。
その後は特急に乗って小倉、乗り換えて下関へ。
どうしても行きたかったのはここ。関門海峡の人道トンネル。
海底にある山口県と福岡県の県境。
海底にある県境を徒歩で渡れるのは日本でもここだけなんだそうです。
4日目は鹿児島に戻り、桜島へ上陸します。
桜島のフェリーターミナル側しか支払いが出来ないので桜島行きは後払いです。
桜島で出会ったネコ、とても人懐っこい可愛いなこのやろう...!!
帰りも飛行機。飛行機の窓から桜島が見られました。
12月 大洗
今年はまだ18きっぷ旅してないな.....?という事で計画した大洗旅です。
途中、我孫子駅で下車して名物のから揚げそばを食べます。
ガルパンの聖地もしっかり回収。
(ガルパンはいいぞ。)
お宿の夕飯、味噌仕立てのあんこう鍋です。
淡泊な白身と濃厚なあん肝が旨い。が、個人的には風味が強すぎてニガテかも......、
翌日は早起きして神磯の鳥居へ、
冬の時期は鳥居の真後ろに日の出が出るとの事でカメラを構えます。
7:00頃、空が段々と白んできて....、おぉ。。。何と神々しい。。。。。
漁港のネコに出会いました、カメラを向けてもずっと寝てます。
可愛いなこのやろう...!!
以上、2020年の旅の振り返りと旅先の良かった所の紹介でした!!
どの旅先も大変楽しくそれぞれの良さがあるので比較しくいものですが、筆者的には別府が大変気に入りました。温泉の湯気立ち上る町の風情は格別ですし、温泉の種類が多いため個性的な温泉に出会えるもの大変面白いです。まだまだ行けていない公衆浴場があるので制覇しにまた行ってみたいと思える旅先です。
(別府は~良いと~こ~♪ 1度は~おいで~♪)
2021年に向けて。
筆者としては新たに訪れた県を含めて45都道府県となり、これまで一度も訪れた事が無い県は宮崎県と島根県となりました。また、北海道に至っては札幌や登別、小樽などの一部のエリアにしか行った事が無く、これで北海道に行ったと自信を持って言えるのか...という疑問が個人的にあります。
そこで2021年の目標をまとめました。
来年ですべては厳しいかもしれませんがせめて2つは達成したい.....、
1年後、この目標の達成状況について報告&反省会をしたいと思います。
今後も旅を続けて記事にしていきますので、
拙い内容のブログですが今後も読んでいただけると嬉しいです!!
皆さまの来年がより良いものとなる事を祈りつつ〆させていただきます。
推しの推しの一品を求めて旅した話 Part3
推しの一品実食後
11:30ごろ、筆者は満足した表情で姪浜駅へ向かって歩いていました。と言うのもつい30分ほど前に念願の推しの一品(牧のうどん)を食べる事ができ、遥々博多まで来た目的を達成出来たからなのでした。
この旅を計画した時点でうどんを食べに行くだけでは時間を持て余す事は必至です。
そのため他にも目的地を決めています。今は博多駅に戻る途中です。
12:30ごろ、先ほど乗ってきた地下鉄に乗って博多駅まで戻ってきました。
しっかし博多駅は大きいですねぇ、、、これだけ大きいと不動産収入はかなりのモノでしょうね。
(不動産収入で大成功してるJR九州。もはや鉄道が副業な気もします。)
それでは在来線ホームへ向かいます。
近距離きっぷ運賃表です。その土地でしか見られないモノなので注目しがちです。
運賃表を横目で見つつ在来線ホームへ上がります。
着きました!!本日2つ目の目的地、ホーム上の博多ラーメン屋さんです。
筆者のこだわりとして初めて行く飲食店はその店が一番推しているメニューを頼むようにしています。(詰まるところ店名を冠したメニューなどなど)
ここは左上の「白旨」を注文します。
食券を渡すと見事な手際であっという間に出来上がりました。早い。
味はというとそりゃもう旨い!冷えた身体に暖かい店内で食べるラーメンは格別です。豚骨ならではの獣臭さはなく非常にあっさりした味わいでした。
これで550円、お安いです。博多駅を訪問した際にはぜひ立ち寄ってみてください。
それに何と言ってもラーメンを食べながら眺める鉄道は最高の一言です。
(885系は日本っぽく無いですよね。何というか欧州の特急車両って印象です。)
13:30ごろ、新幹線ホームに向かいます。
乗車予定の新幹線がホームで待っていますので、さっそく乗り込んでいきます。
定刻通り博多駅を出発しました。滞在時間は3時間ほどですが楽しかったぜ博多!そう思いながら博多の街並みが流れていきます。。。
旅情に浸っている場合ではありません。車内には車内の楽しみがあります。
取り出したのはばーーーっん!「獺祭」です。
しかも磨き二割三分のお高いヤツです。(友人が買ったモノを味見させていただきました。本当にありがとうございます。)
筆者、あまり酒には詳しくないのですがこの獺祭は凄い。香りはふわりと、味は澄み渡るようで全く雑味を感じません。これは良くない飲み過ぎて悪い酔いしてしまいます。
余談ですが、筆者この年の前年に酔った際にケガをしていまい、熱海の来宮神社まで行って「酒難除守」を手に入れてきました。酒に難の多い方はぜひ熱海へ。
ほろ酔い状態で気持ちよくなってしまいそのまま寝落ちしてしまいました。
まぁ無事に下車駅で降りられたのでセーフセーフ。
在来線に乗り換えて着いた先は、、、
広島県の宮島口です。写真は宮島行きフェリーターミナルの前です。
今日は元日なので厳島神社で初詣をしようというワケです。
船の便数が多く数分待っただけで乗れてしまいました。運賃は片道180円です。
穏やかな瀬戸内の風景が広がります。
天気も良く風も強くないのでデッキで海風に当たっていても寒くありません。
遠くには広島市内の街並みが見えます。
そろそろ16時。日が傾き光の道が大変綺麗です。
海面に浮かんで見えるのは広島名物の牡蠣の養殖場だそうです。
JR宮島フェリーの9時~16時の船便は宮島口→宮島に限り厳島神社の大鳥居が見やすい場所まで近づいてくれます。それを大変期待していたのですが、、、↓
写真中央の灰色っほいヤツ。あれが大鳥居です。
なんと補修工事中。。。そんな。。。
2019年6月に始まった大鳥居の工事ですが完了までに2~3年かかるみたいです。
今しか見られないある意味で貴重な光景かもしれません。
ネットに覆われた大鳥居を眺めている間に宮島に到着です。
これはいつもの運賃表です。JRの子会社が運営しているフェリーなのでJRの運賃表が普通に設置されています。(なんか変な感じしますね。)
シカがお出迎えしてくれます。というか結構います。
ここは奈良公園かと思うほど沢山います。
道なりに歩くとすぐ厳島神社に着きました。
海がとても近い。神社の軒下?まで海水が迫ってきています。
16:30ごろ、日没が近づいており参拝者はかなり少なくなってきました。
それでは新年一発目、引かせて頂きます。
.....大吉!? やった!!(おみくじの写真は撮り忘れました。。。)
その後は厳島神社近くの土産物店に寄り、広島の地酒を試飲しつつ店のおばちゃんと話し込んでいました。
18:00ごろ、店を出ると辺りは真っ暗です。
ギリギリ夕焼けが見られたので夕焼けと改修中の鳥居の写真を一枚。
土産物店が宮島表参道商店街にて香ばしい匂いに惹かれて入店。
寒い中食らう揚げもみじは格別の美味しさでした。。。
次の目的地があるのでさっさと船に乗り、宮島に別れを告げます。
2時間半という短い滞在時間でしたがとても楽しかったです!!
宮島には厳島神社以外に様々な見所があるので、次回来るときはは1日観光出来る時間を取るのもアリだと感じました。
宮島口から広島市内へ向かいます。
19:00ごろ、広島駅に着きました。広島に来たのならお好み焼きを食べたいものです。
なので広島駅から徒歩3分のお好み焼き屋台が集まった場所へ行きます。
ビルの見た目はどこにでもありそうな雑居ビルなので少し迷いましたが、6Fに着いたとたん景色が屋台一色に変わりました。
大体どの店も賑わっており、どのお店で食べるがとても悩みましたが威勢のいいお兄さんが声をかけてくれた「PePe」さんに入ります。
まずは1枚目、シンプルなお好み焼きを瀬戸内レモンサワーで流しこみます。
美味い。。。!!
2枚目、海鮮の入ったスペシャルなヤツ。
これも美味い。。。!!
鉄板の向こうから威勢のいいお兄さんとお客さんの掛け合いが聞こえてきます。
食べて美味しい聴いて面白い。いいお店です。元日から頑張ってくれています。
お兄さんとの掛け合いがキッカケとなり左隣に座っていたご夫婦と親しくなりました。どうやらお住まいが筆者と同行している友人の近く、お子さんが筆者の近くに住んでいるとの事で自然と会話が弾みます。こういう出会いは旅の楽しみの一つです。
その後話しているとご夫婦から食べきれないお好み焼きを譲って頂きました。
友人と分けたものの1人で約2.5枚のお好み焼きを完食です。うぅ、腹がパンパン。。。
21:30、ご夫婦と威勢のいいお兄さんに挨拶して店を後にしました。
広島駅に向かいます。
友人の乗る新幹線を見送り、22:12発の最終「みずほ号」に乗車します。
車内は新大阪行きの最終とあってか8割ほどの乗車率。
約70分ほどで新神戸に到着。改札に元日乗り放題きっぷを通し、旅の終了です。
元日乗り放題きっぷを使ってみて
ここまで読んで頂きありがとうございます!
筆者として元日乗り放題きっぷを使ってみての感想ですが、やはり16,000円で新幹線まで乗り放題(6回という回数制限はありますが…)というのはかなりお得です。
今回の旅を例に取ると、
---------------------------------------
計:38,530円
このようになり、大体2万円ほどお得に旅が出来た事になります。
(途中下車出来るのがやっぱり大きいですね。。。)
指定席料金云々で多少は増減しますが、元旦に新幹線を使って遠方まで旅や初詣に行く方には損のないきっぷだと思われます。
このきっぷで広島の在来線とフェリーも乗れますしね。
ただ、早朝から行動しようと思っていても始発の「みずほ号」や後続の「さくら号」の指定席予約が少し大変なのでそこだけは覚悟が必要かもしれません。
(Part1で指定席の様子を少し紹介しておりますので気になる方はぜひぜひ)
追記
気になる2021年の元日乗り放題きっぷですが、残念ながら発売されない模様です。
(おのれ憎しウイルス......。)
推しの推しの一品を求めて旅した話 Part2
2020年1月1日、元日
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
(完全に時期外れですし、執筆したのは11月なので翌年の年明けの方が日程的に近い有様ですがご了承ください。)
昨日は年越しカウントダウン後にすぐ就寝したのですが、家を出たのが朝5時と完全に睡眠時間が足りていません。ものすごく眠いです。
余談なのですが、筆者の実家の神戸では神戸港に停泊する船舶が年越しのタイミングで一斉に汽笛を鳴らすので、幼少の頃から年越しと汽笛はセット。と言うのが当たり前の生活を送っておりましたが他県ではあり得ない事みたいですね。。。
それでは元日乗り放題きっぷを改札機に通してホームに向かいます。
元日の早朝ですがホームには意外にも人が多い.....!!
筆者、元日に新幹線に乗るのは初だったのですが結構な利用者がいる事に驚きました。元日乗り放題きっぷの利用者によるものでしょうか。
6:18ごろ、新大阪発の1番列車「みずほ601号」が新神戸駅を発車していきました。座席は毎年争奪戦になる人気列車で、チラっと見た限り車内は納得の混み具合です。
来年(というか今年の12月)の争奪戦に参加するか悩むところです。。。
元日の寒空の下思い悩んでいると駅構内にいわゆる「ひかりチャイム」が流れます。いよいよ筆者の乗る新幹線がやって来たようです。これに乗ってまずは新大阪へ向かいます。
新神戸駅に何時に着けるか分からなかったので座席指定はしていません。そのため自由席へ向かいます。乗車率は20~30%程度でした。
新神戸駅を発車してすぐに六甲トンネルに入り、辺りは真っ暗になりました。が、トンネルを出ても辺りは真っ暗です。まだ夜は明けていません。
6:45ごろ、新大阪に着きました。
初日の出が迫っているため東の空が徐々に明るくなっています。
先行のさくら号がホームに停車していました。自由席も割と空いています。これに乗ると目的地の博多に早く着きますが、苦労して取った後続のさくら号の指定席に座るため記念撮影で我慢します。
500系です。うーんかっこいい。。。
この500系が発車後、筆者の乗る予定のさくら号がホームに入ってきたのでそそくさと乗り込みます。(入線時の写真は撮り忘れてました。。。)
指定していた席に着きました。どうですコレ、良くないですか!!???
さくら号、みずほ号用N700の指定席は2+2席でほぼグリーン車のような豪華な作りをしているのです。筆者はよく東海道新幹線を使用しますが、東海道新幹線はグリーン車を除いて2+3の座席配置をしており、コレは本当に驚きの光景です。
座席に腰掛けます。とってもふかふかでまるでグリーン車に乗っているようです。
さくら号・みずほ号の自由席は2+3席ですので、年末に是が非でも指定席の予約を取りたかったのはこのためで、先発のさくら号に乗らなかったのもこのためでした。
7:15、さくら号は初日の出が近づく新大阪駅を出発しました。
7:18ごろ、大阪の高層ビル群を横目に見ていると東の空からご来光が差し込んできました。新幹線の車内からご来光を見られるなんて最高です。
明けましておめでとうございます。本年も良い年になりますように。。。と心の中で念じました。
7:45ごろ、播磨の工場群が見えてきました。煙突からは煙が上がっています。
9:11ごろ、徳山駅付近の工場群です。
本日は天気が良いようで遠くには瀬戸内の島々が良く見えます。
9:36、小倉駅に到着です。
関門海峡を越えて九州に上陸しました。遠くに来たものだと実感します。
9:52、定刻で博多駅に到着です。2+2の指定席は最高の乗り心地でした。。。
欲を言うならこのまま鹿児島中央まで乗っていきたいです。
因みにこの博多駅、どうして福岡駅という名称では無いのかご存じですか?
これは歴史的に博多という町が商業の町として那珂川と御笠川の間で発展し、その後、黒田官兵衛の長男である黒田長政が那珂川の西側を福岡と命名したためで、商人の町「博多」と武家の町「福岡」とそれぞれ扱うようになった事が由来しています。
もちろんですが博多駅は那珂川と御笠川の間の博多エリアにあります。
推しの推しの一品へ
博多駅で市営地下鉄空港線に乗り換えて目的地最寄り駅の姪浜に向かいます。
さほど待たずに電車が来ました。筆者の偏見ですが地下鉄って基本的に高頻度で運転されているのであまり待たずに乗れてとても便利で快適な認識なんですよね。
車内は初詣へ向かう雰囲気の乗客で割と混雑しています。
目的地の姪浜は福岡郊外にあります。
10:30ごろ、姪浜駅に到着しました。駅前はよくある郊外の駅前と言う感じで割と発展しています。
ここからマリナタウンまでは徒歩20分ほどの距離です。いよいよ推しの推しの一品が食べられるのだと思うと足が自然と前へ前へ進んでいきます。
(と言うよりも朝から何も食べていないので空腹のせいかもしれません。。。)
寒空の下を歩き続ける事、約20分。
やっと到着しました。見た目は普通の郊外にあるショッピングモールという感じです。空腹でたまらないので急いで入り、牧のうどんを探します。。。
出会いはフードコート周辺に差し掛かった瞬間でした。
あった!!!!!!!!あったよ!!!!!!!!!!!!!!!!
ネットで調べた通り黄色地に黒文字の文字で「牧のうどん」と書かれてあります!!心の中で「これを食べに東京(※神戸)からやってきました!」と思いつつ入店。
もちょが推している「かき揚げうどん + おぼろ昆布、しめじトッピング + かしわご飯のセット」を頼みます。が、量が多いと事前に聞いていたので今回はうどんのみとしました。
厨房のおばちゃんに注文を伝えると、麺の硬さを尋ねられます。
豚骨ラーメンの麺の硬さを指定するのはよくありますが、うどんの硬さを指定するのは初の筆者。もちょの推す中硬(軟・中・硬のうち、中と硬の間)を指定します。
出来上がったのがこちら。写真では伝わりずらいですが器が大きい。。。
麺上げ。中硬でも普通のうどんよりやや柔らかい感じです。
あっさり塩味の強い出汁と柔らかくコシの無い麺が冷えた身体に沁み渡ります。かき揚げのサクサク感におぼろ昆布が柔らかい麺と絡み、しめじの良いアクセント、トッピングのもの凄い三位一体感です。さすが選び抜かれたトッピングです。
ごちそうさまでした。。。元々の量が多いためうどんだけでお腹一杯です。
ここにかしわご飯を追加するのは無理。推しの食べる量に改めて驚きです。
(いっぱい食べるキミが好き~。)
一先ず「推しの推しの一品を食べる」という目的を達成しましたが、元日乗り放題きっぷの利用はまだまだこれからです。さっそく次の目的地へ向かうのでした。(次回へ続きます。。。)
推しの推しの一品を求めて旅した話
すべてのはじまり(●・▽・●)
皆さまは”推し”という存在がいますか?
僕にはいます。麻倉ももさんです。
ご存知ですか麻倉ももさん?
声優や歌手として活躍されているお方です。
筆者は声優ユニット「TrySail」の活動をアニソンを通して知り、ユニット全体のファンでしたが、とあるツアーライブで幸運にもステージ前方のアリーナ席が当たり、麻倉ももさんを間近で目撃した際にその強烈な可愛さに惹かれて以降、「TrySail」としても、「麻倉もも」としても、忠実なファンとなってしまいました。ならせて頂きました。
元々麻倉ももさんは食べる事が大変お好きな方で、ライブや告知などで食に対するこだわりを話される事が多く、告知動画でカップラーメンを召し上がる姿はファンの間では大変話題になりました。
ある日、「TrySail」ファンの友人からこのような記事を紹介されました。
あの麻倉ももさんさんがおすすめする食べ物です。絶対美味しいに決まっています。が、.....牧のうどん??筆者にとっては初めて聞く名前です。
調べてみたところ福岡、佐賀を中心に展開しているうどんチェーンと分かりました。が、それ以上に気になるものを目にしました。それが下記です。
「牧のうどん」と検索するとサジェストに”もちょ”と表示されるではありませんか。※「もちょ」とは麻倉ももさんの愛称的なヤツです。以降もちょと表記します。
調べてみると、もちょおすすめの一品について記載されており、その一品とは「かき揚げうどん + おぼろ昆布、しめじトッピング + かしわご飯のセット」だそうです。
もうこれは現地まで食べに行くしかありません。。。
しかし筆者の住む東京から福岡までは高額な交通費がかかります。18きっぷで行く事も考えましたが時間がかかり過ぎます。(東京~博多を18きっぷ1日分のみ使用する場合ムーンライトながら利用必須かつ、ほぼ終電までひたすら乗車し続ける必要があります。)
もちろん筆者そういう旅は慣れていますので、やろうと思えば出来ない事はありませんが、今回はあくまでも推し(もちょ)の推しの一品(牧のうどん)を食べることが目的です。 不意にLCCの利用が頭をよぎります。
悩んでいる最中、このようなきっぷが発売される事を知りました。
こちらのきっぷ、元日限定ですが新幹線、在来線特急乗り放題(指定席は6回まで可)で16,000円です。新大阪ー博多間が新幹線利用で片道15,600円な事を考慮するとかなりの割安です。
筆者の実家は神戸市で、元日乗り放題きっぷのエリア内です。もう既に動機と手段が揃いました。「年末年始の帰省ついでに元日乗り放題きっぷを使って推しの推しの一品を食べに旅に出よう!!」こうして今回の旅が決定したのでした。
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